証券取引等監視委員会時代に遭遇した強烈な負のオーラを放つ人の話

最近、私の周りで、負のオーラを放つ人が話題となり、思い出したエピソードがありますのでちょっと紹介をしたいとおもいます。

 

私が、証券取引等監視委員会にいた時の話です。

本人が見ても特定されないように、話を変えてありますが…。

 

　私が所属していた特別調査課という部署は、最終的に逮捕されてしまう人を相手にすることが多く、負のオーラを発する人に出会うことも少なくありませんでした。

 

　その中で、とりわけ、強烈な負のオーラを放っていた人が調査対象となったときのお話です。
　その人を仮にＢ氏としますと、Ｂ氏は、表の世界と裏の世界をつなぐ人でしたが、その人とかかわった人すべて不幸になってしまうという特質を持ち合わせていました。

私が覚えているだけでも、Ｂ氏は、親が自殺、奥さんが末期の不治の病に、子供は重い内臓疾患という壮絶な環境で人生を歩んでいる人です。

　偶然知ったのですが、専門学校で私に簿記を教えていたＣ先生(私の大学の大先輩にあたる)も、その人にかかわり騙され莫大な財産を失い自殺したということもありました。

 

　Ｂ氏いわく、「Ｃさんの自殺の原因の４割は私にある。」とのことでした。

 

　ただ、Ｂ氏自身は、過去に脳梗塞で倒れたことがあり、日本の医者からは見放されたくらい重病だったのですが、悪いことをして蓄えたお金数億円を使って米国で最先端の治療を受けた結果、再び罪を犯すことができるくらいまでに回復した強運の持ち主でした。

 

当然なのかどうかはわかりませんが、Ｂ氏の取り調べを担当していた取調官にも影響が少なからずありました。

 

取調官の一人であるＤさんは、30歳くらいの若さで謎のぎっくり腰になってしまい、もう一人の取調官Ｅさんは、何ともありませんでしたが…

Ｅさんは、ベテランで負のオーラをかわす方法を知っていたのか何ともなかったのですが、その左隣に座っていた私が顔面右半分、謎の神経痛に悩まされてしまいました。

 

どれぐらい痛いのかと言いますと、虫歯のズキズキした痛みが顔面の右半分に走るというイメージです。

 

病院に行っても「原因不明」でした。

 

呪いというものを信じるわけではありませんが、痛さが顔の右半分に限定されているということもあり、私の隣の席のＥさんが避けた負のオーラを私がもろに浴びた結果と直観で確信した結果、厄除けのご利益がある日枝神社にお参りにいくことにしました。

お参りをした結果、ようやく痛みは治まりました。

 

　Ｂ氏の取り調べをすることは、みんな嫌がり、結局、Ｄさんに押し付けられて、Ｄさんが日に日に弱っていくのを見て大変気の毒に思いました。

 

　一応、日枝神社の厄除けのお札をＤさんにプレゼントした結果、とりあえず、命に別状はなかったようですが…。

 

　変なオーラを浴びてしまったら、寺社仏閣に行き厄落としをするのは意外といい方法であるということに気が付きました。